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金星観測情報 |
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夕方に西の空に輝く木星と金星の間を新月後の細い月が通り過ぎます。 8月8日には、金星と月齢3.3の三日月が約2度の間隔まで接近します。 8月10日には、木星と月齢5の月が約2.3度の間隔まで接近します。 共に、7倍の双眼鏡なら、視野の中に月と木星が並んで見ることができます。 ![]() 【図1】金星と木星に月が接近する様子 130年ぶりとなる金星の日面通過 金星の日面通過とは、金星が太陽面を通りすぎてゆく現象です。 2004年6月8日の午後に起こる金星の日面通過は、日本では1874年(明治7年)以来 実に130年ぶりで、世界的にも1882年以来122年ぶりの現象で、今生きている人は、 世界中で誰も体験したことのないたいへん珍しい天文現象です。 この珍しい天文現象を見逃さず、太陽面を通過する黒丸の金星をたのしみましょう。 ★金星の日面通過の様子★ 太陽の直径は1,392,000km、金星の直径は12,104kmで、太陽は金星の約115倍の大きさですが、 6月8日は金星が地球に近い内合の位置関係にあるため、太陽の視直径が1890".8であるのに対して 金星は57".8となりますので、金星は太陽の約33分の1の大きさの黒く丸い姿に見えます。 この大きさであれば、太陽観測用の減光フィルタを使えば、肉眼でも見えるかもしれません。 また、日没時の真っ赤な夕日の中に黒い点となって金星を観察することも可能でしょう。 ![]() 【図2】金星の日面通過の様子 ★金星の日面通過の起こるしくみ★ 【金星の軌道面は横道面(地球の軌道面)に対して3.395°傾いているため、内合になるたびに 太陽と金星と地球が一直線に並ぶわけではありません。たいていは、太陽の北側か南側を金星が 通り過ぎていくことになります。 しかし、【図3】に示すとおり、金星が昇交点か降交点の位置に来たときに、内合を迎えると 金星の日面通過が観られることになります。降交点付近で内合となるのは6月、昇交点付近で内合と なるのは12月ですので、金星の日面通過は、6月か12月に起こることになります。 ![]() 【図3】金星と地球の軌道 ★金星の日面通過の見え方★ 午後2時過ぎから日没まで長く続く現象ですので、ぜひ時間を見つけて観測しましょう。 ![]() 【図4】大阪での見え方 ★金星の日面通過の様子★ 6月8日は、朝からの雨が降ったりやんだりのあいにくの空模様で、猪名川天文台周辺は 一日中霧で覆われていました。しかし、日没直前に奇跡的に霧が晴れ、手持ちのデジカメで 撮影しました。 雲の間から太陽の下半分だけがのぞいており、左下7時の方向にある黒い点が金星です。 ![]() 【写真1】金星の日面通過の様子 【日時】 2004年6月8日19:05 【撮影地】 猪名川天文台 【カメラ】 QV-2900UX 【撮影条件】 ISO80 1/719秒 |