町制施行から50周年を迎えた平成17年４月10日、文化体育館で記念式典が盛大に開催されました。 　式典では真田保男町長が「守り築いてこられた人情・風土、まちづくりにさらに付加価値を付け、『いつまでも住み続けたい』『何度も訪れてみたい』と思っていただける魅力あるまちづくりを進めます。そして、本日を節目として半世紀を振り返り、将来を考える新たな出発点としたいと思っております」と式辞を述べました。そのほか、祝辞や功労者表彰、小・中学校記念作文の朗読などが行われました。 　晴天に恵まれた平成17年８月１日午前６時30分、早朝の澄んだ空気のなか、総合公園に約２０００人が集まり、大きく体を動かしてラジオ体操第１・第２が行われました。この日、ＮＨＫラジオ第１放送で全国放送されるラジオ体操が、町制50周年を迎えた猪名川町から実況生放送されたのです。指導者・多胡肇先生、ピアノ伴奏・加藤由美子先生の指導のもと、午前６時から本番に向けた準備が始まり、ラジオ体操の歌の練習や準備運動が行われました。午前６時30分からの本番では、大人から子どもまでが元気に気持ちよく体操し、一斉に体を動かした人たちの一体感が生まれました。また、ラジオ体操終了後は、兵庫国体キャンペーンスタッフ「はばタンレディ」の２人と「はばタン」の指導のもと、「はばタンダンス講習会」が行われました。 　平成17年８月６日、全国の一級河川名を自治体名としている市区町村のうち、10団体が一堂に会して、よりよい川との共生のあり方について理解を深めるイベントを開催しました。町内外から約８００人が参加、流域小学生による猪名川の研究発表、川サミット参加団体による事例発表、Ｃ・Ｗ・ニコルさんによる基調講演、猪名川流域の住民によるパネルディスカッションなどが行われました。そしてイベントの最後では、第14回全国川サミットin猪名川共同宣言として、先人から受け継いだ豊かな河川を、身近で親しめる河川のまま次の世代に引き継ぎ、豊かな自然とのよりよい共生を創造することを誓い合い、閉会しました。 　平成17年８月28日、ゲスト・鳥羽一郎さんと金田たつえさんを迎え、文化体育館で「ＮＨＫのど自慢」が開催されました。出場したのは、前日の予選会２５０組のうち、見事勝ち抜いた22組。約９００人の観覧者が訪れ生放送を楽しむなか、出場者は自慢の“のど”を披露するとともに、猪名川町が町制50周年を迎えたことや「猪名川そば」のおいしさをＰＲし、全国に向けて猪名川町を発信しました。 　 The Inagawa Shimbun In 2005, Inagawa Town marked the semicentennial of its founding by holding numerous commemorative events. At the Semicentennial Commemorative Ceremony held on April 10, Mayor Yasuo Sanada delivered an address in which he declared, “I want to have this day serve as a new point of departure [as we look to the future]”. In addition, congratulatory speeches were given, awards were presented to persons of merit, and commemorative essays written by junior and junior high school students were recited. Minna-no-Taisokai, a touring summer program featuring radio calisthenics, was broadcast on August 1; NHK Nodo Jiman was broadcast on August 28; and The 14th National River Summit in Inagawa was held on August 6. Along with these occasions on which Inagawa Town was the center of national attention, the citizens of this town collectively gathered to acknowledge the long history of Inagawa Town and accept the task of urban development that lies ahead. 　 ≪前項目 次項目≫